歯周病は、大人の大半の方が加齢減少のひとつとして、ある程度歯周病にかかっていると言われ、虫歯とともに歯を失う原因のひとつとされています。
そして、歯周病の恐ろしいところは、痛みもなくゆっくり進行するので、ほとんどの人は歯周病にかかっていることに気付かず、痛みを伴うときには手遅れになってしまう場合があります。
そのため、歯周病の治療は、早期発見、早期治療が大切になってきます。
歯周病の進行度
- 歯肉炎
- 歯肉に炎症があり、出血や腫れがあります。
- 初期歯周炎
- 歯周組織が破壊され、歯周ポケットが深くなります。
- 中度歯周炎
- 歯を支える歯槽骨が、歯周病原菌により溶けてしまい、歯がぐらぐらしてきます。
- 重度歯周炎
- 歯槽骨がほとんどとけてしまい、歯がぐらぐらで物が噛めません。
歯周内科治療
通常の歯周病治療で治らない場合に行う、薬を使った治療法です。
歯周病がなかなか良くならない、治したいけど外科的な治療は嫌という方にオススメです。
まずは唾液に含まれる歯周病菌を検査し、多く検出される方は専用のマウスピースを作って頂き、そこに抗生剤を入れて治す方法です。
歯周治療に関するご質問
- 歯周病は、何歳くらいから治療したほうがいいですか?
- 歯周病は40代以降から進行することが多いですが、早い方であれば20〜30代でも進行する方がいらっしゃいます。大事なのは、若い世代から予防することで、歯周病の進行を防ぐことができます。
- 歯がぐらぐらでものが噛めませんが、抜きたくありません。
- 残念ながら、歯周病がかなり進行した場合は、抜歯となります。当院はしっかり説明した上で抜歯を希望されない場合は、無理に抜くことはしませんが、その歯を残すことで他の歯が悪くなる可能性があるので、ご理解下さい。
- 歯周内科治療はどのような時必要ですか?
- 歯周内科治療は保険外の診療となります。まずは保険内の歯周病治療をして頂き、改善しない方、治りずらい中〜重度の歯周病の方が対象です。興味のある方は一度ご相談下さい。